Craft

焼き物 工芸品 美術館 フルート 腕時計のオーバーホール

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陶芸家


手仕事 & 工芸店
 KANKAN (東京) 
 竹虎 (高知) 
 桃居 (麻布) 
 長縄 (碑文谷) 
 備後屋 (若松町) 

 もやい工藝 (鎌倉) 


美術館
 若州一滴文庫 (福井県大飯郡おおい町) 
 出羽桜美術館 (天童) 


フルート


腕時計のオーバーホール
 渡邊大芳 (川崎) 


各画像をクリックして下さい。

陶芸


池田 匡優北海道生まれの池田 匡優さんは宮城県に倒炎式角窯を築窯して粉引きをやっていたが、2000年に小山富士夫の南蛮焼締に魅せられ新たに蛇窯を築窯して南蛮焼きを始めたという人である。池田さんの器に巡り会ってまだ間がないが一目見たときから好きになってしまった。ぼってりとした作風にも好感が持てるし肌味がたまらなく優しい。


梅野製陶愛媛県には300年の歴史を誇る砥部焼がある。現在100ちかくもある窯場の中で私が最も好きなのが明治15年(1882年)に開窯したという梅野製陶の梅山窯。民芸運動の巨匠柳宗悦と関係があった窯である。ここへ初めて行ったのは今を去る40数年前のことで光徳寺住職の故高坂制立師に連れて行ってもらった時であった。以来何度も行き、絵付けなどをして楽しんだこともある。ここへ行くと売り場には訳あり商品が山と展示されており、私はこの中から好きなものを選ぶことにしている。訳ありとは云っても何故?と思うものばかりで一向に気にならないから。我が家では大皿、中皿、小皿、四方皿、カップ、陶箱、湯飲み、盃、飯碗、小鉢、箸置き、蓋物、と実に多くの食器を愛用している。磁器はともすると冷たい感じがするが、ここ梅山窯の作品は温かい感じがするのである。使うほどに愛着が湧いてくる。


川淵直樹川淵 直樹さんの南蛮焼きは怖いみたいに美しい。作品からは研ぎ澄まされたハイセンスな感性が伝わってくる。川淵さんは京都府下の南山城村童仙房の工房で半地上式単房長窯、俗にいう蛇窯で作品を生み出している。南蛮風焼締陶の他に粉引・井戸などを焼いている。
西麻布の桃居に川淵さんのオンラインショップができました!


今 千春今 千春さんは武蔵野美術大学を卒業後、先頃亡くなられた辻清明に師事して信楽を学んだ人だ。今私が持っているのは白い釉薬で化粧したぐい呑み一つだけだが、先頃の地震で壊れた窯が再建されたら是非とも辻信楽を受け継いだ作品を欲しいと思っている。


多々納弘光出西(しゅっさい)窯は戦後間もなく多々納弘光、井上寿人、陰山千代吉、多々納良夫、中島空慧たちの情熱によって興された民芸派の窯です。現在は二代目へ受け継がれており初代の代表であった多々納弘光氏の息子多々納真氏が代表を務めています。民芸運動の始祖柳宗悦、浜田庄司、富本憲吉、河井寛次郎、バーナード・リーチたちがバックアップしただけあり素晴らしい作品を生み出す窯で、私が作陶をさせていただく窯でもあります。


中里 隆中里 隆さんは小山 冨士夫の推薦によって種子島で焼き物を始めた。隆太窯を命名したのも小山 冨士夫である。窯は唐津市の郊外見借(みるかし・借りると書いて「かす」と読む)にある。静かな日だまりの山里で仕事をしている。 作風は繊細そのもの。隆太窯の入り口には地面にモザイクで大きく書かれた踏み絵のようなラテン語が目に付くが、意味を聞くと「今度来るときは金を持ってこい」だそうである。


南田是也20世紀の中頃に「成良 仁」として生まれたと云う南田是也(?)さんは民芸派の巨匠浜田庄司によって世界的に有名になった栃木県の益子でユニークな作陶を続ける異色作家。1970年頃、私に作陶の手ほどきを最初にしてくれた人です。南田夫人の母堂と私の母は宮崎女学校時代からの親友です。
訃報:成良仁氏は2012年2月に亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りいたします。


藤岡周平伊賀で仕事をする藤岡さんの焼き物は一見いかつく見えるが、手にすると優しい感触が伝わってくるのである。轆轤成形ではなく陶土を叩いて固め、中を刳り貫くという手法をとる。このぐい呑みで呑むとお酒の味がとても柔らかくなるから不思議だ。


福間 琇士福間 琇士さんの湯町窯は宍道湖に近い布志名焼の一画にある。湯町窯というのは玉造温泉の地元だからだろう。ここも近くの出西窯と同じく民芸派の巨匠バーナード・リーチ、濱田庄司、河井寛次郎などの影響を受けている。ガレナ(黄色の釉薬)を用いた優しい作品は福間さんのお人柄そのもの。我が家でも昔から愛用している。福間さんの笑顔は大好きだ。(画像検索による福間さんの作品

工芸店


かんかん KANKANは世界中の手仕事品、民芸品好きな私の好奇心を特に強力に刺激するアフリカの様々な工芸品で溢れているお店。もう40年ちかく昔から社長の小川 弘さんとも親しくさせていただいている。我が家にはお面、藍染めの布、椅子、一本の木から削り出した四本脚のベッド、安産祈願の人形など多くのアフリカの工芸品があって私の生活空間を楽しくしてくれている。


竹虎写真は「竹虎」で購入したばかりの草履。竹のある暮らしを全国へ発信する、を謳い文句にする竹虎は創業114年の歴史を誇る。竹皮を3年寝かせてから加工すると言う。竹皮の草履は履き心地が良く、一度履いたらクセになること間違いない。


桃居和食器店「桃居」は西麻布にある。焼き締め、粉引、染付、手びねり、金彩、銀彩、白磁、うるし、などの作品を扱っている。落ち着いた雰囲気の店内は作品によく似合う。私が川淵直樹さんの器を買うお店。


長縄「長縄」では備前、伊賀、唐津、織部、志野、青白磁、などの器を扱っている。店主によって選ばれた作品が並ぶ店内はまるで異次元の世界。個性的な作品群に圧倒される。


斐伊川和紙先代の6代目井谷岩夫さんの時代から親しくさせていただいてる斐伊川和紙。現在は井谷伸次さんが7代目を継承されています。昭和36年生まれ。昭和54年から、江戸末期より紙漉を継承している家業に入る。 平成6年に斐伊川和紙7代目を継承。 平成 元年、平成10年に日本民芸館展「奨励賞」受賞、平成5年山陰郷土作家工芸展「奨励賞」受賞。


備後屋諸国民芸の備後屋へ行くと全国各地の手仕事作品が所狭しと展示されており、その種類と量に圧倒される。備後屋さんは今を去る35年ほど前に故高坂制立師が教えてくれた店である。最上階にあったギャラリー華には今は亡き俵有作さんが世界から集めた興味深い作品が並んでおり、それらを見るのも楽しかった。俵さんからは色々教えて頂いた。最近久し振りに行くことが出来たが、私にとって究極の使い勝手の箸(大分の竹箸)を見つけた。長年探し求めていたものを見つけると言うことは嬉しいことである。地下鉄都営大江戸線「若松河田」駅の真ん前。


ペルシャン・ギャラリー名古屋市昭和区にある「ペルシャン・ギャラリー」へ行くと、所狭しと大小様々な絨毯が置いてある。なにしろ店主のアジ・アリさんが各産地を巡って買い付けた品が常時約4,000点も用意してあると云う凄いお店で、しかも価格がリーズナブル。世界の織物が大好きな私はヨダレがタラタラ。他にハルモレ(青い焼き物)などの小物も沢山あって楽しい。美しくて優しい奥様(小島美和さん)が応対してくれる。楽しい買い物が出来るお店である。


もやい工藝鎌倉の裏駅から銭洗弁天へ向かう途中のトンネルを抜けると、右側に「もやい工藝」がある。民芸運動に情熱を燃やす店主久野恵一氏の厳しい目によって選ばれた全国の焼き物、ガラス、布どの工芸品が豊富に陳列されている。店主は地域手仕事研究所主宰、手仕事フォーラム発起人、日本民芸協会常任理事。 手仕事フォーラム


ようび店名の「ようび」とは「用途の美」のことだ。輪島の塗師奥田達朗の弟御、奥田志郎氏の漆器を扱うようびは梅田駅からほど近いところにある。奥田志郎と云えば1984年に完成した春山直英氏製作による我が家のチェンバロを拭漆で化粧してくれた人である。(音楽の部屋のチェンバロの項を参照)奥田達朗の志と技を継ぐ奥田志郎の漆器を求めるならここが一番。




美術館など

若州一滴文庫「若州一滴文庫」は水上 勉(1919年 - 2004年)が私財を投じて1985年に開館した立派な施設で1990年に中部建築賞を受賞している。水上勉の全作品を自由に読むことができるほか、水上 勉の蔵書2万冊を収蔵した図書室があるのもすごい。水上 勉が親しくしていた地元の挿絵画家渡邊 淳や越後瞽女日記や吉原炎上で知られている私の大好きな斉藤 真一の作品も多数展示してある。施設内のくるま椅子劇場では毎年春に若州人形座による竹人形文楽の定期公演が催されているが、この人形を展示してある竹人形館は必見。私はずっと以前から行きたかったのだが、2016年10月5日に念願叶って初めて行くことが出来た。行ってみて非常に感動した。実に素晴らしいところで、これから先何回でも行きたいと思っている。「若州一滴文庫」という名称は、おおい町大島出身の儀山善来(ぎざんぜんらい)和尚の「曹源一滴水(そうげんいってきのみず)」という思想に感銘を受けて付けられた。貧しい少年時代を送った水上 勉は「一滴の水も粗末にするな」という和尚の思想を受け継いでいるのだ。現在はNPO法人『一滴の里』が運営している。


斎藤真一心の美術館天童市にある出羽桜酒造がもつ出羽桜美術館分館の「斎藤真一心の美術館」です。CD KOIDESSIMO IIの表紙に使った私の宝物、越後瞽女日記より「赫い陽の雪野」は、ここに同名の一連の作品が展示されています。斎藤真一の赫は心に沁み入るようです。koidessimo Collection →[赤い陽の雪野]




フルート

powell Flute Japanパウエル・フルート・ジャパンは私の愛器 Grenadilla wood body and 14k rose gold keys を買ったお店。いつも吉田 いずみ店長さんがやさしい応対をしてくださいます。ここへ行くとずらっと並んだ金のフルートが眩しくて圧倒されそうになるけれど、1972年に私個人で買った14Kのパウエルは発注してから7年も待たされたのだから今の人達は羨ましい限り。160-0023 新宿区西新宿1-13-12西新宿昭和ビル8F 10:30am◯7:00pm 木曜定休 TEL:03-5339-8383

柳沢智郷柳沢智郷さんは上越市からマイスターの称号を授与されたフルート製作者。93年から96年にかけてスイスのローリー社へ招かれてリペアーを担当したが、この間に旧東ドイツ時代のベルリンでフルート製作の神様と言われたヘルムート・ハンミッヒに師事してフルート製作技術の研鑽に努めた。1996年に頭部管のコルク栓に水晶板を特殊加工したクリスタルトーンを発表。同年12月に帰国。連絡先 〒299-3233 千葉県山武郡大綱白里町永田1949-5 電話:0475-78-3087 株式会社 アトリエ・ヤナギサワ 柳沢智郷さんへのお問い合わせメールは[こちら]からどうぞ。

川辺信市オーナーの川辺信市さんはムラマツフルートで30年間フルート製作に携わったあと、2007年3月名古屋に「カワベフルート工房」開設、奏者達から重宝がられています。彼は常に新しい試みに挑戦しており、沢山のグッズがあります。僕もその中から使っているものがあり、愛用しております。


腕時計のオーバーホール

渡邊大芳ヴィンテージ時計修理師の渡邊大芳さんは細かい仕事が大好き。時計の修理をするために生まれてきたような人です。私が40数年使ってきたUniversal Geneve Tri-Compax Ref.88110/03 Cal.281は有名店二箇所に修理を頼んだけれど数ヶ月待たされたあげくに修理不可能と返却されて諦めてた時計でしたが、完璧になおしてくださいました。同じ頃に買ったROLEX GMT-Master Ref.1675 Cal.1570もオーバーホールをしていただきました。御陰様で私はまるで新品の時計が二つ増えたような気持ちです。左の画像をクリックすると、彼の仕事を沢山見ることができます。
渡邊さんが修理したUniversal Geneve Tri-Compax(このYouTubeを見つけて修理をお願いした)

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