輪島の塗師奥田達朗は1979年に47歳と言う若さで逝ってしまった。しかし彼の作品は最近になっても季刊誌四季の味のページを飾っている。漆を愛し漆と格闘しているような人だった。彼の口癖は「モーツァルトの音楽のような器を作りたい」だった。材木を乾燥させる段階から数えて5年で作っているが、資金繰りのことがなかったら10年は欲しいと言っていた。漆に限らずあらゆる分野の勉強をしている人であった。奥田さんの漆器からは情熱が伝わってくる。
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角 偉三郎(かど いさぶろう1940ー2005)といえば何かと話題の多い作家であった。その派手な振る舞いが印象に残っている。この黒と赤ペアの合鹿小椀は2000年頃輪島に行った時に買ったものだ。見て良し使って良しの、それはそれは素晴らしい椀である。しかもこの作品は角偉三郎がまだ駆け出しの二十歳頃の作品であるから、貴重なものである。なお、七尾市に角 偉三郎美術館がある。 |
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